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クリエーターズ・チョイス15“「ブルーマン」を見出した演劇プロデューサー”出口最一

ブリキ・セッシュー・飲み仲間、NY暮らしの相棒たち。

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子どもに戻れるタイムマシーン。ブリキの玩具で遊ぶ、至福のひととき。

故郷から遠く離れたアメリカの地で、たまたま出会った一体のブリキの玩具。その懐かしいディテールと動きは、出口さんの時間を一気に少年時代へと巻き戻した。以来集めたブリキの玩具は、10年間で100体近く。部屋にズラリと並んだコレクションを、少年の顔で眺める出口さんの姿を、想像してみる。厳しいショービジネスの世界を生き抜いてNYで成功した一流の大人の、意外な一面が垣間見えてくる。


「ただ並べている玩具を眺めるだけじゃなくて、昔のように手にとって、ゼンマイを巻いたりして遊んだりもします。毎日ではないですけどね(笑)。本当に子どもに戻ったような気持ちになれるんですよ。中でも一番気に入っているのは、5年くらい前に買った鉄人28号。ボディからボタン付きのヒモがのびた電動タイプで、ロープの上に乗っかって走るんです。それを見ると小学生の頃を思い出して懐かしくなりますね」

もともと小さい頃からブリキの玩具が大好きだった出口さん。でも、いつの間に捨ててしまったのか、その頃のものは手元に残っていないという。だから余計に懐かしいのかもしれない。男にとって、子どもの頃夢中になったメカモノへの想いは、そうカンタンに消えるものではないのだ。それにしても、鉄人28号の玩具がアメリカで普通に買えてしまうとは、少し意外な気がする。

「向こうにも日本の玩具のコレクターはかなりいますから、いろいろ手に入りますよ。たとえば街を歩いていて、アンティークショップを見つけると必ず入るようにしています。それからノミの市というのかな?、フリーマーケットにも行きますし、インターネットオークションもたまに覗いてチェックしています。気がつけばもう100体近く(笑)」

100体とはすごい。今でも時間さえあれば芝居を観に行くという出口さん。その行き帰りや多忙なスケジュールの合間に、吸い寄せられるようにアンティークショップへ足を運ぶ。ふらりと立ち寄ったNYの街角の店で、少年時代に日本で流行した玩具を見つける。時間と場所を越えた、とても素敵な出会いだと思う。

「僕の世代、60、70年代はロボットものが中心でした。その少しあとに、ビニールフィギュアという玩具が出てきたんですよ。それがどうも僕にはフェイクのように見えてしまってね。ビニールのあの味が良いんだという人もいますけど、僕はやっぱりブリキの方が好きですね」

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プロフィール

マックエンターテイメント代表

演劇プロデューサー:出口最一(でぐち・まこと)

1959年、奈良県生まれ。学生時代から演劇部に所属し、京都外国語大学卒業後、上京。「劇団四季」にて俳優活動。1987年ニューヨークに渡り、演劇プロデューサーの道へ。1991年「ブルーマングループ」のオフ・ブロードウェイ・ショーを制作し、ドラマデスク賞を受賞。以来17年間、「プルーマングループ」のパフォーマンスは世界中で絶賛を浴びている。2007年12月から日本でも公演。現在、新作ブロードウェイ・ミュージカル・レビュー「トリップ・オブ・ラブ」の総合プロデューサーとしても活躍中。

作品

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  • 作品3
  • 作品4
  • 作品5
  • 作品6
  • 作品7
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  • 作品9
  • 作品10
  • 作品11
  • 作品12

CREATOR WORKS 写真提供:The Dancebeat L.P.

クリエーター・ファイル

ニューヨークは肌にあっている。 クリエーター・ファイル15“「ブルーマン」を見出した演劇プロデューサー”出口最一