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クリエイター・ファイル2“二人称にこだわる、ことばのアーティスト”村上美香

「書くことにこだわる。それが私の原点だから。」

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空気を含んだ言葉をずっと書く努力をして来てよかった。

村上さんがコピーライターを仕事として選んだのは、子供の頃から物を書くのが本当に好きで、自分で「文章を書くのがうまい」と自覚していたから。コピーライターでなくても文章を書くことが真ん中にあれば、それはPTA新聞でも何でもよかったのだとか。

作品画像1コピーライターをはじめた頃からずっと演劇関係の仕事をやって来ていた村上さん。今では長編ものからエッセイ、雑誌への執筆など多彩に活躍中。村上さんはまた広告コピーの仕事も数多くこなして来た。化粧品や学校の広報関係、企業や商品の広告など。「コピーライターの仕事って、一行一語にすごくこだわるじゃないですか、あの練習をガーってやって来て情感あふれる言葉がやっと積み重ねられるようになったんじゃないかなぁって、思います」

そんな村上さんが最近になってある雑誌の巻頭エッセイを任されるようになった。それはコピーライターにとっては自分の創造性を活かせてとても美味しい仕事だった。古い演劇仲間で編集者をやっていた知人がある雑誌の編集長を任されることになった。そして村上さんにその仕事を頼んできたのだとか。そんなうれしい仕事が来るようになったのもひとつは創作活動で村上美香と言う人間がどういう文章を書く人間であるかを発信し続けて来たからだと言う。

作品画像2村上さんが所属する株式会社188の主催するアートイベント「629」。そこで見られる村上さんの作品は嬉々とした書く喜びに溢れている。コピーライターとは全く違う側面を見せてくれている。しかしコピーライターという仕事もまた村上さんの創造性を刺激する大切な役割をして来た。「コピーを通して空気を含んだ言葉を書く努力をしてきてよかったと思いますね」そういう村上さんに仕事を頼む時にはいつも他のコピーライターにはない期待をする。ただ言って欲しいことを言うだけのコピーではなく、そんな言い方があるんだと言うテクニックの問題だけでもなく、いつも「何か」を期待していた。

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プロフィール

株式会社一八八:コピーライター、エディトリアルディレクター

村上美香(むらかみ・みか)

1967年、広島県因島市生まれ。主に「サントリー1万人の第九」「神戸コレクション」「オーサカキング」、若手オーケストラとして注目される兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の総合ビジュアルツールのクリエイティブディレクターをこなす。サントリーミュージアム『レイモン・サビニャック』展では、図録本を斬新なテイストで執筆し、完売の成績を残す。188主催によるアートイベント「629」をはじめ、様々な形で「ことば」を自己表現として発信し続ける「ことばのアーティスト」でもある。

作品

※クリックすると大きな画像をご覧いただけます。

  • 作品1
  • 作品2
  • 作品3
  • 作品4
  • 作品5
  • 作品6
  • 作品7
  • 作品8
  • 作品9

クリエイターズ・チョイス

フランスの万年筆と智恵子抄。私だけの上質がそこにある。 クリエイターズ・チョイス2「万年筆・智恵子抄」