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2007年04月03日のエントリー

もうひとりのクリエーターの話

今回撮影をお願いしたカメラマンの樋口さんは、インタビュイーである小沢愛子さんのアシスタントをされていた方だ。今は独り立ちして、自分の名前で仕事をされている。それが大変失礼なことに、まだアシスタントをされているものと思っていたスタッフが、今回の撮影をお願いしてしまったのである。

そんな経緯にもかかわらず、とても快く引き受けていただけたのは幸運だった。だめなら、社内のカメラマンという選択肢もあったのだけれど、相手が大先輩のカメラマンでは、やっぱり恐れ多い気持ちがあるらしい。彼も樋口さんのお陰でずいぶんと大きな肩の荷を降ろせたに違いない。その上、現場でも細々と気を遣ってくださり、かえってこちらが恐縮してしまった。なんて好い方なんだろう。

実は、小沢さんと樋口さんの繋がりはそれだけではない。

樋口さんは小沢さんが講師をされていたビジュアルアーツ専門学校の生徒さんだったのだ。それで、知り合いの講師の方を通じて紹介されたのだという。専門学校にはいったからといって、誰もがその道で将来を約束されるというものではないと思う。講師の目にとまるだけの何かを持っていたからこそ、小沢さんのような実績のあるカメラマンに紹介してもらえたのだろう。

こういう職場に身を置いていると、やっぱり仕事も人との繋がりだと思う。

学校だって技術を身につけるためだけに行っていたのでは、たぶん大して役には立たない。ありふれた言い方だけれど、ちゃんと人との繋がりを大切にしてこそ、その世界に自分の居場所を見つけられる。もちろん、技術を身につけなければ話にもならない。けれども、それだけでは学校にいく意味はあまりないのかもしれない。誰と出会い、誰と繋がることができるか。大切なのはそれなんじゃないか。

今日の話を伺っていて、少しそんな風に思った。

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